2019年2月22日 (金)

今日は猫の日(頂き物と記念撮影)

 今日は猫の日です。今年はどんなネタで書こうかと考え、そうだ、頂き物と猫の写真を振り返ってみようと過去のフォルダを探してみました。お花については数え切れないほどですので、今回はそれ以外のものを。

 まずは、その産地の美味しい素材。福島の桃、北海道のアスパラガス、屋久島のタンカン、いやあ、幸せです。
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 作家さんからの手作りプレゼントも、本当に嬉しくて。一点ものも含めて、大切にしています。

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 お菓子や加工食品もいろいろ頂戴しました。クッキー、チョコレート、いちご大福、笹かまぼこ、パスタソース、そしてリポビタンD! いずれも、もちろん、猫たちにはあげられません。

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 家族からのプレゼントもありました。誕生日プレゼントもあれば、祖母の形見もあります。

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 また、三女猫ことらの骨壺の周りを美しく飾ってくれた素敵な贈り物も沢山あります。この写真、生花のバラとことらの写真以外、全て頂き物です。

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 そして、定番の頂き物は、ゼミの学生たちからのプレゼント。いろいろありますが、ことらが生きていた頃の写真を2枚。なお、色紙の方は、汚い文字で「打越先生」と書いてありますが、これは当時のゼミ生たちが、一筆ずつ順番に書いたそうです。仲良かったんだねえ。(いや、今だって仲の良い?藪刈り初代です)

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 改めて振り返ると、いろんな方々にいろんなプレゼントを頂いてきました。誰にどんなシチュエーションで頂いたかは、全て覚えています。SNSに載せる目的もありますが、やはり嬉しくて猫と一緒に記念に残したいと思うのです。
 
 皆様、本当にありがとうございます。あ、もらうばっかりの偉い立場じゃないですよ、たぶん同じようにお友達に沢山プレゼント贈ってます! これからも良いご縁を続けていければ幸いです。

 今年は、猫の日にと、素敵な猫のチョコレートを頂きました。みんな揃って記念撮影、来年も元気に猫の日を迎えたいね。

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2018年2月22日 (木)

今日は猫の日(ハテナ選手権)

 今日は猫の日です。毎年猫の日ブログを書いているので、今年は何をネタにしようかと考えていたのですが、今ツィッターで「どうぶつにハテナつけると可愛い選手権」というのが流行っているようです。確かに、「?」のマークを書き加えただけで、何とも愉快な写真に変わります。

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 そこで、我が家の猫たちを、この選手権に出場させてみようと思います。それぞれ、一言ずつお題をつけてみました。気に入って頂ける写真があったら嬉しいです。

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 長女猫にゃーた 「あれ? お母さん、また白髪増えてる?」

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 次女猫とらら 「あれ? 私、何しに階段降りてきたんだっけ?」

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 三女猫ことら 「これ、何書いてあるの? 全然わかんなーい」

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 四女猫ましろ 「なによ、あたしの顔にゴミでも付いてる?」

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 五女猫くろす 「あれ? ここはどこ?」

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 六番猫ふくた 「やばい、この人、名前を思い出せない…」

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 猫の日の過ごし方ですが、ここしばらく知力・体力ギリギリでつなぐ日々だったので、今日は朝からのんびり過ごしました。といっても各方面にメールを書いたり、家を片付けたり、幾つも宅急便を出したり…。とはいえ、学生の前で授業やゼミをやったり、大勢の人々の前で意見を整理したり講演をするのと違って、気張らなければならないことがなければ、心身ともに本当にラクなのです。
 というわけで、今日は触れる猫(生きている&懐いている)3頭を丁寧に毛をブラッシングしてやったり、デッキの上に出してやったり。久々に猫と一緒の時間を楽しむことができました。

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 夜は猫の日スペシャルでご馳走です。みんな揃って美味しかったね。それぞれ健康診断が必要なときもありますが、来年の猫の日も、みんなで元気に迎えられますように。

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2017年9月 2日 (土)

国有林藪刈り行事2017

 おかげさまで、今年も国有林の藪刈り行事、無事に終了しました。ここ数年は、通学路と接する林縁の整備ではなく、林内でクマへの追い払い活動をしやすくするためのエリアを整えており、今回もそうした場所の整備を行いました。

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 今年の準備開始は5月です。今年度より東信森林管理署の署長さんや担当官さんが一斉に交代なさり、まずはご挨拶やご説明からのスタートでした。もちろん同時並行で、地元の実行委員会メンバーで、今年の役割分担彩作業場所の検討を重ね、5月と6月には半日掛けて現地を調査したり実際に藪こぎして歩いたり、そして7月以降は参加者の方々への呼びかけや受付対応、そして8月下旬からは一気に現場作業や細かい打ち合わせが続きました。

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 こうやって精一杯努力したからには、当日が晴天に恵まれますように…と、最後の3日間は祈るように天気予報サイトを何度もチェック。9月上旬というのは台風シーズンで、雨で延期になったり、あるいは雨の中で作業したり…という年も何度もありました。
 幸い今年は、晴天かつ涼しい気候に恵まれ、開会式の雰囲気も爽やか、参加者揃って笑顔で作業に着手しました。

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 天候に恵まれたといっても、林内の追い払いルートを作る作業は、本当に危険と隣り合わせです。藪の茂みがすごくて、また地面の高低やでこぼこも激しく、油断すれば足を取られて転倒や骨折の可能性があります。

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 とはいえ、事前に何度も作業内容を打ち合わせ、7つの班に分かれて連携することを全員で共有していましたので、時間が経つにつれて、次第に林内が見事に整備されていきました。実は、ある参加者の方が「午前中に始めたときには、何をどうしたら良いのかイマイチ方向性が分からなかったけれど、班長・副班長がとても親切で優しくて、その指示に従っていたら、いつの間にかどんどん片付いていて、自分でも驚いた」という感想を伝えてくれました。

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 この感想は、藪刈り作業をまさに言い表しています。朝に作業を開始したときには、こんな凄まじい藪を片付けるのか…という気持ちになる場所なのですが、多様な立場の人々が一緒に汗を流して和やかに作業しているうちに、いつの間にか見事に片付いちゃうんですよね。大人数の参加者が集まるおかげで、お祭りのような楽しさで作業できる、だからこそ大変なボランティア活動が毎年続いてきたのです。

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 おかげさまで、皆さん笑顔で閉会式。そして、終了後の打ち上げ懇親会にも、例年通り約60人の方が参加して下さって、大賑わいでした。余興の南京玉すだれは豪華4人による披露で、そして誰もが知っている曲でのミニライブ。参加者の皆さんのミニスピーチも楽しく、行事が無事に終了したことを心から安堵できる時間でした。

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 11年目の藪刈り行事、20年目を目指して、今後とも頑張ります。また来年、皆様にお目に掛かるのを楽しみにしております。

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2017年2月22日 (水)

今日は猫の目(猫の日特集)

 毎年勝手に書いている猫の日ブログ。
 今年は我が家の猫の写真の中から、猫の目(横棒が一本多い)が印象的な写真を何枚か披露します。可愛いなあと思った写真もあれば、面白いなあと思った写真もあり、あるいは猫の目の美しさに魅せられる写真もあります。
 
 まずは長女猫にゃーた。きれいな青い目が自慢です。初めて我が家の裏庭に現れたときには、青い目の白猫に見えて、それはきれいな子猫でした。シャム猫の雑種なので、次第に毛の色は濃くなりましたが、今でも本当にきれいな青い目をしています。

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 次は次女猫とらら。子猫の時は、真っ黄色。大人になるにつれて緑がかってきました。1枚目は我が家に来て間もない頃の写真。2枚目の写真は、愉快で可愛い写真です。

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 三女猫ことら。彼女の写真は、もう数え切れないほどあって、どの写真にしようか迷いますが、まん丸で大きな可愛い目でした。ちょっと寄り目ちゃんのところも可愛かったですし、ぬいぐるみをかぶせても文句を言わず、そして唯一庭を平穏に散歩できる猫でした。

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 四女猫ましろは、自慢のオッドアイなので、いろいろな写真はありますが、何せ意思が強い(我が強い)お姫様系女子なので、結構お目々で主張します。3年前の大雪の時には、雪景色を背景にした写真が印象的でした。
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 五女猫くろすは、とにかく人見知りなので、なかなか近くで写真を撮れず。しかも、撮れても真っ黒で…。目だけがぴかっとという写真も多いのですが、彼女のツヤツヤの黒毛とセットでお披露目です。

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 最後に六番猫ふくた。この子の写真は、ツィッター等でしょっちゅうアップしているので、面白い顔の写真だけお披露目です。眠いところを起こされてボンヤリしたお目々、そして、庭に大人の猫2匹が現れたときに「ここはボクの家だぞ!」と言わんばかりの表情をしていたのが大迫力でした。

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 猫の目特集、如何でしたでしょうか。この子たちの美しい瞳を、これからも毎日ずっと見られますように。猫の目は、私にとっては宝石ですので!

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2016年9月 3日 (土)

国有林藪刈り2016

 毎年、相当遅れてブログを更新するのが恒例になっているブログですが、おかげさまで記憶力が良い方なので、改めて準備や当日のことご紹介いたします(本当はこの記事を書いているのは2017年2月22日…汗)。

 さて、今年の国有林藪刈りでは、民家や通学路に接するエリアで緩衝帯を作るのではなく、敢えて林内に追い払いの拠点ルートを作るということが目標となりました。それは、4月のブログにも書いたとおりです。地域全体にとって安全な森、子どもたちの教育にも使える森にするためには、林内の藪にクマが逃げ込んで動かない状況を克服しなければなりません。そのためには、林内から追い払い拠点を作るのが大事なのです。

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 というわけで、いよいよ藪が茂ったGW開け以来、実行委員会メンバーで、何度も現地に入り、さらに本番の直前にも100人規模で一斉に林内に入っていけるためのルートを作りました。チェーンソーや草刈り機を持った人と、手作業をする人が、藪で身動きできない中でギュウギュウ詰めで一緒に作業するのは危険です。だからこそ、予め一定の幅の空間を作っておかねばならないのです。

 さらに難しかったのは、当日の作業中に、参加者が「自分は今どこに居るか」を分かってもらう工夫をすること。広大な森林ですので、例えば林縁に設置している仮設トイレに行こうとして迷子になってしまっては大変です。林内の地図を作り、それぞれの地点を示す目印を設置するなど、準備は例年以上に大変でした。

 こうした努力を天の神様も認めてくださったのでしょう、おかげさまで、当日は素晴らしい晴天で、いつも通り120人以上のボランティアの方が集まりました。地域住民、専門家、議員や公務員、都会の大学生など、多様な立場の連合体であることもいつも通りです。この多様性こそが、当日の作業を面白くしているんです。

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 今年は、合計7つの班に分かれて、林内の東から西まで、また途中の荒廃の著しい箇所なども思い切って切り開いていきました。最初に現地の荒廃ぶりに向き合ったときには、「これは到底無理…」という風情だったのですが、機械組と手作業組がお互いの役割を把握しているからこそ、諦めずに地道に作業していると、いつの間にかどんどん片付いていくのです。
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 というわけで、どうです? 参加者の笑顔。各班で協力し合って、森林の片付けが進んでいくことの達成感、努力した自負心、そんなものが顔に表れていますよね。

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 お弁当を食べるときも、みんな笑顔です。今年初参加の成城大学打越ゼミ3年生女子、体力的にも余裕の構えです。 
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 こちらは、地元の中堅世代。自治会活動は、どうしても年長者に頼りがちですが、軽井沢町の西地区は40代のパパ世代も子どもたちのために頑張ってくれるのです。

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 気が付けば、一日では全て片付けられないかな…と思っていた場所も、全部完璧に整備され、そして誰も怪我することなく無事に行事を締めくくることが出来ました。締めの挨拶は、追分の区長。涙もろい人情派なので、途中で男泣きしないか心配しちゃいました(笑)。

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 というわけで、多様な立場の人々が揃って笑顔になる藪刈り行事、これからも軽井沢町の森林整備活動の象徴として頑張って行きたいと思います。大変な肉体労働を伴う行事でありながら、10年連続して継続できたのは誇って良いと思っています。そして、次の10年に向けて、また知恵を絞っていきたいです。

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2016年4月30日 (土)

藪刈り2016始動

 ついに軽井沢にも春が来ました。スイセンも、コブシも、エゾヤマザクラも、ミヤマツツジも、タンポポも、シバザクラも、ユキヤナギも、レンギョウも、カエデやカラマツの新芽も、何もかも一斉に咲き始めて、晴れた日にはどんな景色を見ても心が躍ります。

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 そんな中、今年は4月初旬に、例年よりも3ヶ月も早く藪刈り実行委員会の初会議を開きました。というのは、現地の林縁エリアは、多くの人が通行する場所については約20~30メートル幅の緩衝帯が総延長距離にして2キロほど整備されています。で、その幅を今後とも広げていくのか、それともさらなる安全を確保し、また多くの人が親しめるように、倒木だらけのままの林内の整備に積極的に着手していくべきなのか。この辺りが定まらないと、全体的な活動目的が分散化してしまうと考えたからです。

 10人ほどで集まり、みんな率直に意見交換。結論として、「誰もが安全に楽しめる森づくり」として、ツキノワグマが近寄りにくい、来ない森に改変していこうということになりました。

 近寄りにくい、来ないとは、いざ来たとしてもすぐに追い払えること、またそれを繰り返すことで、ここは人間側が積極的に利用していて居心地が悪い…と思ってもらえるエリアにして行くこと、という意味です。自然破壊という意味ではありません。何故か国有林が半島の先っぽのように住宅地の中に突きだしている場所ですので、その一角だけは、昔ながらの里山のように人間の勢いが強いエリアとして取り戻そう、そうすることでクマを加害者にさせないようにしよう、そのためには林内の整備も視野に入れていこう、というわけです。  

 話し合いの結果を受けて、4月半ばに仲間で現地を歩いてみました。既に整備された林縁エリアは、陽が当たる場所などには緑色の絨毯のように可愛らしい葉っぱが出ていました。これ、何の植物だろう…。
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 他方、林内は、予想以上に倒木と藪が凄まじい状況でした。まだ全く葉が出ていない枝だけの藪なのに、先が見えないのです。そして、倒木が縦横無尽に段差を付けて転がっていて、そこで転べば足をくじくどころか重症になりそうな危険な状況、このままでは林内を調査することもできません。

 そこで、森林管理署さんに了解を得て、一人が歩けるギリギリの幅だけ、倒木と藪を少しかき分けながら進めるような調査ルートを作らせてもらうことにしました。そうは言っても広大なエリアですし、危険な作業、しかも起伏や状況を確認・調査しながら進まねばなりませんので、それなりに時間がかかります。

 というわけで…。

 本日朝8時半に現地集合。実行委員会仲間10人が集まり、林内に入ることにしました。3つの班に分かれて、それぞれ藪や倒木の様子を見ました。
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 少し葉が出始めたこともあり、藪がひどいところは、とにかく先が見えません。この写真、今はメンバーの背中が少し見えますが、あと2週間もして木々の芽が出揃えば、全く見通しの利かない場所になることでしょう。
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 さらにひどいのが倒木。あんまり危険な場所では写真が撮れませんでしたが、台風で全ての木が倒れた一角など、倒木が三重、いえ四重にもなっていて、全く進むことができませんでした。
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 そこを何とか、少しだけ人が通れるように軽く刈り払いながらルート探索。立木にテープを貼ったりして、迷わずに済むようにしました。そして、今日は風が冷たかったのに、気が付けば全員が汗だくになっていました。
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 休憩時間には、コーヒーとそば茶と美味しいお菓子でみんな笑顔です。作業が終わったのは正午過ぎ。疲れましたが、現地の状況を全員で把握できて、充実感をもって解散できました。

 なお、メンバー同士でも「今ここでクマにあったら、お互いに逃げ場がなくて正面衝突するしかないよね…」と話していたくらいですので、いよいよクマが冬眠から冷めたからには、くれぐれも林内に入ろうとはなさらないでください。季節の変わり目で大きな枝などが落ちてきて大怪我するリスクもありますし…。森の中に入る場合は、それこそ何があっても自己責任です。皆様、どうか肝に銘じておいてくださいね。

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2016年2月22日 (月)

今日は猫の日(ふくが来た)

 2月22日は、猫の日です。毎年この日には、勝手に我が家の猫のことをブログ記事にしています。

 昨年は、その半年前に急逝した三女猫ことらの想い出を書きました。今でも毎朝手を合わせています。でも、昨年の記事のラストに、我が家の玄関先に現れたキジトラ白の模様の猫さんのことを書きました。「あなたが望むなら、うちの子になってくれて良いんだよ」と心の中で想いながら世話していた猫さんは、その3週間後、我が家の六番猫になりました。

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 名前は「ふくた」です。外にいた時から、何とも福々しい顔や姿をしていて、ならば我が家で本当に幸福になってほしいと願い、そこで、長女猫にゃーたの「た」を一字もらって「ふくた」としました。今年の猫の日は、ふくたの紹介をしたいと思います。

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 ふくたが現れたのは、昨年の2月上旬でした。夜はマイナス15度になるような寒さでしたので、何とか暖をとらせてやりたくて、段ボールハウスを作り、毛布を敷き、ペットヒーターを置き、雨雪よけのビニールをかけて世話をするようになりました。

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 実は、さらにその前年の大雪災害の時にも現れた(ただし不定期に来る感じで、1ヶ月ほどで姿を見せなくなった)のですが、今年はとにかく食いしん坊で、朝も夜もご飯を食べに来て、さらには私が呼ぶと、遠くの方からにゃーにゃー鳴きながら歩いてくるようになりました。次第に距離も縮まり(何度か流血沙汰もありましたが…涙)、撫でさせてくれたり、私の足もとをグルグル回ったり、さらに私の居場所がリビングであると理解してからは、デッキのフェンスをよじ登ってきて、朝も夜も私を呼んで鳴きまくるようになりました。

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 それで、試しにキャリーの中にご飯を入れたところ、そのまま素直に入ったので、我が家で飼おうと決意して動物病院に連れて行ったのでした。
 しかし、動物病院の血液検査で、猫エイズキャリアであることが分かりました。2~3歳の男の子、しかし外猫なのに何故か去勢手術済みの子でした。どんな境遇で育ってきたのだろうと不憫に想い、帰りの車の中では涙が溢れました。幸い、猫エイズは血を見るようなケンカをしない限り、他の猫には感染しない病気です。知識があったからこそ六番猫にしようという決意は揺らぎませんでした。そんな私に、友人や自治体の獣医師職員さんが様々な励ましや助言を寄せてくださって、ふくたは無事に我が家の子になったのです。

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 もちろん、最初はお姉さん猫との相性を考えて、隔離飼育。でも、狭いケージに閉じ込めるのは可哀想だと考え、今まで猫立ち入り禁止で物置になっていた奥の部屋を徹底的に片付け、まずは、ふくたの部屋を作りました。ご飯もたっぷり、床暖房でぬくぬく、ふくたは家の中をすぐに気に入ってくれたようでした。そして、ウニボールも大好きで、いつの間にか家中を元気に走り回っていました。  

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 とはいえ、もともとは外猫だっただけに、お外にも出たいと窓ガラスを手でひっかいて猛烈にアピール。フェンスにネズミ返しを付けて脱走防止策を図ったデッキの上は、ふくたの大のお気に入りの場所になりました。ただ、私の不手際で、何度か脱走させてしまい、その度に必死になって探しました。元々のテリトリーですから迷子になるはずはないと思っても、一度我が子にしたからには、脱走されると何も手に付かないほど心配で…。

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 それから、保護して1ヶ月で真菌症(いわゆるカビ、これが皮膚に定着すると水虫になる)にさせてしまったことがありました。真菌は常在菌、そして他の4匹の猫と既に一緒に暮らしていたものの、ふくただけが発症したので、やはり免疫力が弱いのでしょうね。そこで、投薬治療だけでなく、これまで以上に家を清潔にしなければと決意し、数日に一度アルコールで家中を床拭きし、リネン類や猫ベッド等もこまめに日光消毒。完璧に家事をこなすというのは大変でしたが、おかげで家中全て、何一つ大掃除しなくても新年を迎えられる家になりました(笑)。

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 お姉さん猫との相性は…。やっぱり、そんなに簡単には縮まりません。ふくたとしては、お姉さん猫と仲良くしたいのでしょう、無邪気に寄っていきます。が、何せ身体のデカイ男の子、お姉さん猫から見れば恐怖なのでしょう、その度にシャーッハーッウーッと凄まじく警戒されています。幸い、ふくたは本当に温厚な性格で、どんなに威嚇されても、自分の方から威嚇したり攻撃したりしません。ただ、何度かお姉さんに鼻先を引っかかれたことがあり、やはり猫エイズキャリアですから、そういう時はヒヤヒヤします。

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 心配や失敗もありますが、ふくたが家族になってくれて、私は今、本当に幸せです。ことらを失って嘆き悲しむばかりだった日々を、ふくたが笑顔で満たしてくれるようになりました。甘えん坊で抱っこ好き、夜寝る時は私の足もとで寝てくれて、デッキの上でも呼べば駆け寄ってきます。他の家族やお客様にもすぐ馴染み、大勢の人から可愛がってもらった三女猫ことらのポジションを引き継いだ模様です。

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 ふくたを保護してから、もうすぐ一年。様々な場面で大勢の方から励ましやご助言を頂戴してきました。おかげさまで、我が家の猫は、みんな今日も元気です。一緒に並んでご飯を食べられる家族の一員になってます。守護猫になった三女猫ことらも、いつも見守ってくれているのだと、そう思っています。

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 そういえば、今年の猫の日には、猫に関するニュースが増えました。猫を飼育する世帯が増えている上に、全国的な有名な看板猫の観光効果が注目され、さらに多種多様な猫グッズが人気となり、今年に入って「ネコノミクス」なんて言葉が広く吹聴されるようになってきました。もちろん、猫が愛されることは嬉しいですが、やはりブームというのは不安です。また、多頭飼育や残酷な虐待事件も減ってはいません。大切に愛情を持って育てる人が増えることで、少しでも多くの猫が幸せになり、また不幸な猫が減ることを心から願います。

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2016年2月10日 (水)

第10回佐久地域景観賞の受賞

 今年は暖冬かと思いきや、やはり厳寒期の軽井沢は雪景色です。いえ、降雪量は少ない土地なのですが、一度降ると氷点下の気候では全く解けないので、いつまで経っても白い世界…という日々が続いています。

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 さて、ここはどこでしょう? すっと見通しの良い美しい雪景色、これは、昨年の夏に倒木をチップにして、子供たちと一緒にきれいに整備した場所です。数年前までは歩道に藪が覆いかぶるほどの場所だったのに、こんなに美しい雪景色を見られるようになりました。    

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 そして、こちらは、西部小学校のすぐ裏の藪刈りエリアです。道路から奥行き100メートルほど完全に整備されています。ここも積み上げた倒木をチップ化したことによって、大変に見通しが良くなりました。藪が残っていると雪と枯れ枝がぐちゃぐちゃになっちゃうので、この景色はまさに藪刈りの成果の象徴なのです。

 こうした長い間の藪刈り事業の努力が認められ、実は、地域の景観づくりに関する公的な表彰を受けることとなりました。長野県佐久管内(軽井沢・小諸・佐久・佐久穂など)で、県地方事務所と長野県建築士会支部によって、地域景観に関する表彰を4年に一度行っているそうですが、軽井沢国有林藪刈り事業が今回の優秀賞に選ばれたのです。2月10日に表彰式があり、賞状を頂戴してきました。

 この佐久地域景観賞こは、個別の建物(個人住宅でもホテルでも対象)の美しさや周囲との調和について、各建築士事務所さんの実力を競う場であるとともに、部門を独立させて、地域景観についても審査する仕組みだそうです。私たちが頂戴したのは、「まちづくり活動部門」というものです。審査基準は3つ、活動内容と、活動期間と、全体の景観の印象、というものです。つまり、地域の景観を作る上で良い内容で、かつ長く活動を続けてきた(それだけ苦労を乗り越えてきた)という取り組みに贈られる賞です。

 この部門の最優秀賞は、佐久穂町の「大石花ももの里実行委員会」の皆さんです。この活動は、藪刈りと同期生、つまり2007年から活動が始まったそうで、代表者の方とお話しして、お互いに感慨深いものがありました。過疎化が進む地域で毎年花桃を植えて、さらに満開のGWの時期に地域のお祭り行事にまで発展させてきた取り組み、私から見ても素晴らしいと思います。心からの拍手をお送りさせていただきました。

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 そして、次点であった藪刈り行事が優秀賞となった次第です。賞状は、佐久地方事務所長さん(から頂きました。私、直立不動ですが、緊張しているわけではありません。普通は手を前で結んで読み上げていただくのを待つわけですが、ちょっと理由がありまして、両手を脇に付けたら、消防団で敬礼する姿勢みたいになっちゃいました(笑)。

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 会場には100人以上の方(建築士会の総会が開催されるので)が揃っていたと思います。まさかこんな立派な表彰式だと思わず、私一人だけカジュアルなファッションですが、この集合写真、個人的に相当に気に入ってます。

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 だって、私の脇腹に、可愛い猫が写ってますから。ええ、猫が見えるように賞状を高めの位置で持っているのです(笑)。はい、そもそも賞状を頂く時には、猫が見えるようにと手を前で結ばず、直立不動の姿勢になっていたのです(笑)。

 何はともあれ大変に光栄な賞を頂き、改めて活動を続けていく励みとなりました。 建築士会の皆様、ありがとうございました。

 今年は10年目の節目、どんな藪刈り行事になるでしょうか。皆様のご協力、引き続き、どうかよろしくお願いいたします。

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2015年9月12日 (土)

国有林藪刈り2015、今年も大成功

 おかげさまで、今年の国有林藪刈りも、抜けるような青空の下、大勢の方々のご協力を得て無事に終了しました。皆様、本当にありがとうございました。

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 当日現地で作業してくださったのは、なんと約140人!

 このうち約30人は、長野国有林森林整備協会という県内の林業者さんたちの組織で、毎年、午前中は、石尊山の登山道入り口付近を、午後は、西部小学校ウラの国有林エリアの復習作業(前年までに倒木等を片付けた場所に新たに雑木が生えてくるのを防ぐための刈り払い)をやってくださいます。

 差し引けば、今年の一般参加者の方は約110人。もちろん過去最高です。藪刈り活動の理念に共感し、一緒に汗を流して下さる方がこんなに増えてきたなんて、感謝の気持ちでいっぱいです。
 でも、全体をマネジメントする事務局長の立場としては、イヤもう、ホント、連絡と安全管理への目配りで、準備段階から当日まで、とにかく目が回りそうなのです。実行委員会のメンバーは、みんな藪刈り作業をやりたがるので、誰もマネジメント役を変わってくれません。私もみんなと一緒に作業がしたいよう。

 という愚痴はここまでにして(汗)、当日の様子をお伝えします。

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 今年は、西部小PTAや子ども会の皆さんがご縁を広げて下さったおかげで、何と親子参加が10組近くになりました(昨年は2組)。そこで、子どもたちにガンガン手伝ってもらえる作業として、積み上げておいた倒木を事前に細かいチップにして、それを林床にまく作業を行うことにしました。

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 今までは、資金の目処が立たなくて、倒木をまとめて数カ所に積み上げておくだけだったのです。でも、昨年度から商工会西支部さんの社会貢献活動の一環として資金を提供していただけることとなりました。しかも、町内の某企業さんが実質赤字の料金で作業を請け負って下さったので、大量の倒木を粉砕してチップにすることができました。林床にチップを5~10センチの厚さで敷き詰めれば、そこから下草や雑木が生えなくなるのです(山道の遊歩道などは、だから維持されているんです)。

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 110人のうち、親子組プラスαで30人がチップまき作業を担当。ただ…。「子どもたちでも楽しめる作業です!」と銘打って募集したのですが、実は相当にキツイ作業で、大人の方が早々に音を上げ、「むしろ子ども身の軽さと体力がないと続けられない作業だった…」という状況に(笑)。いえいえ、大人の皆さんも噴き出る汗をぬぐいながら、見事に作業をして下さいました。おかげで、倒木のかたまりがあったエリアを、スッキリ見通しよくすることができました。

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 さて、残る80人は、恒例の藪刈り作業です。つまり藪が凄まじいエリアに分け入り、雑木や枝葉を刈り払い、足下に大量に転がっている倒木を玉切りにして、それを手作業で一斉に片付ける、いつもの大変な肉体作業です。

 例年は、通学路沿いの林縁を押し上げて緩衝帯を作るのですが、今年は来年以降、子どもたちや地域の方々、お客様に森林散策のプログラムを企画・提供できるようにと、森林内の拠点作りをすることにしました。林縁だけきれいにしても、やはり森林の中には入れなければ、森林を歩く楽しみも今イチですものね。

 ただし、森林内に拠点を作るのは大変なんです。大勢で中に入ろうにも、内部はギッシリ倒木と雑木で、その倒木と雑木を片付けようにも、周りは全部倒木と雑木だらけなわけです。そもそも大人数で中に入るにも、藪こぎみたいなことが必要になります。

 そのため、林内拠点を作るために、藪刈り実行委員会のメンバーで、事前に3回、林内にスペースを設ける作業を行いました。これ、実は本当に大変な作業でした。地図に照らして測量し、トゲやウルシだらけの場所で開けた空間を少しずつ広げ、当日の参加者の人数を見込んで作業の段取りを検討する…。これを十分に練っておかないと、当日の朝になって大混乱してしまいます。

 でも、十二分に準備しておいたおかげで、当日は、80人が朝から一気に作業できました。いやはや、本当によく頑張った~という感じで、夕方に作業を終えてみんなで現地を確認し、改めて達成感をひしひしと感じることができました。各班の写真、みんな満面の笑顔です(ゲッソリ疲れた表情の方もいますが…笑)。

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 なお、現地は、季節によってクマが出没するエリアです。人間にとっての逃げ道等が完成するまで内部に入るのは危険です。森林内で万が一クマとの遭遇があった場合、実行委員会や森林管理署は一切責任を負いませんし、またクマを加害者扱いする考え方もしたくありません。くれぐれも身勝手な行動は慎んでいただきたいと思います。

 というわけで、それぞれ異なる3種類の作業が無事に終わって、誰も怪我せず笑顔で閉会式を迎えたときには、本当に安堵しました。皆様、お疲れ様でした。

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 終了後は、もう本当に恒例になった大懇親会。今年の参加者は、何と70人!! 会場となっている借宿公民館の会場がいよいよ狭くなってきました(笑)。

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 合計2時間半、それぞれお酒を飲んで賑わう時間もあれば、南京玉すだれの余興で拍手喝采の時間もあります。また、初参加の方、事前の準備段階から縁の下の力持ちで頑張ってくれた方、地元の重鎮の方など、いろいろな立場の方からご感想を頂戴しながら会場一帯となって盛り上がる時間もあります。でも、みんな一緒に汗を流したからこそ、立場も年代も超えて、仲良く互いを慰労できるんですね。

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 来年は、藪刈り行事が開始して、いよいよ10年目です。今年参加できなかった方も、来年は是非ご一緒しましょう。賑やかに楽しく食べるお弁当、美味しいですよ~!!
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2015年7月20日 (月)

国有林藪刈り2015のお知らせ

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 関東甲信越はいよいよ梅雨明け、三連休をいかがお過ごしでしょうか。軽井沢も各方面で賑やかな様子、そして、いよいよ国有林藪刈り行事のお知らせをする時期になりました。今年の藪刈りの日時は、以下の通りです。詳細は、記事の一番下をご覧下さい。

 日時:2015年9月12日(土) 10時00分~15時30分
 場所:千メートル林道沿い国有林エリア

 写真は、昨年夏に作業した場所の現況です(6月上旬の様子)。既に、実行委員会では、まずは6月6日(土)に現地確認を行い、さらに6月15日(月)には事前の準備作業で現場の測量や軽い刈り払い作業を行いました。現地確認の際には、何とも可愛らしいキジの雛に遭遇しました(もちろん、親鳥にすぐに合流できるよう静かにそっとしておきましたよ)。また、実際に森の中に入って作業してみると、行事に向けて意欲も高まってきます。

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 そして、7月16日(木)には委員ほぼ全員が揃って会議を開き、今年の作業内容や段取りについて検討しました。当日の現地での作業の内容、当日までの準備の役割分担、安全管理や物品の調達まで、しっかりと議論しました。

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 結果として今年は、例年通りの倒木処理等の作業に加えて、子供や高齢者でも楽しく作業できる林内の「チップまき」作業もやることになりました。つまり、老若男女誰でも楽しめるプログラムになっています。森林整備活動にご関心のある方には、ご一緒していただければ幸甚に存じます。

 ちなみに、冒頭の写真、どれだけこの整備状況がすごいかを示すために、整備していない場所(昨年諦めた場所)の写真を以下に挙げてみます。ぜ~んぜん違いますよね。

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 軽井沢のジャングル(汗)を、美しい風景に仕上げ、それにより子どもたちの森林教育のフィールドを作り、何より野生動物を加害者にも被害者にしないための活動です。皆様、どうかよろしくお願い申し上げます。

★軽井沢国有林藪刈り2015
日時:2015年9月12日(土) 10時00分~15時30分
場所:千メートル林道沿い国有林エリア
参加費等:無料(ボランティア保険は主催者側で加入します)
参加年齢:小学校5年生以上(ただし小学生・中学生は保護者同伴のこと)
持ち物等:ビーバー・チェーンソーをお持ちの方はよろしくお願いします。
昼食等:各自ご用意ください。作業の休憩時間に口にする飲み物・菓子類は、主催者側で用意します。
申し込み:参加ご希望の方は、9月4日(金)までに、お名前・ご住所・電話番号・生年月日・機具類所有の有無・弁当の要不要・懇親会への出欠をご明記の上、ご連絡ください。
申し込み・問合せ先:電話 090-5587-5377、ファックス0267-42-0494、電子メール karuizawa-cross@mbn.nifty.com(@マークを半角にして下さい)

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